Social Contributions 地域・社会への貢献

教育・医療

王子の森自然学校

王子の森・自然学校

王子グループは日本に188千ヘクタール、海外には415千ヘクタール、あわせて603千ヘクタールの森をもっています。王子の森を活用する取り組みの一つとして、小学校4年生から6年生までを対象とした自然体験型環境教育プログラム「王子の森・自然学校」を、2004年から実施してきました。
18回目となる今年は7月26日(水)~7月28日(金)に、昨年に引き続きオンライン形式で実施。森と紙にまつわる2つのプログラムを用意し、3日間で全国各地から220名の子どもたちが参加しました。
1つ目のプログラム「森のリサイクル編」では、前半は森との思い出を振り返る時間をとりながら、植林による森の循環や森林の多面的機能について学び、後半には間伐材を用いたキーホルダー作りに取り組みました。2つ目の「紙のリサイクル編」では、前半はクイズも交えて古紙から紙へ再生する過程や王子グループが取り組む水のリサイクルについて学び、後半には紙すき体験セットではがき作りに挑戦しました。
今回は、参加者との交流の時間を増やしたことで、講義中も子どもたちの意見が活発に飛び交うプログラムとなりました。また、プログラム終了後の保護者向けアンケートでは「紙づくりだけでなく、環境教育や自然保護などの社会貢献活動をしていることを知り、イメージが変わりました」、「講義の時間と手を動かす体験の時間があって楽しく学ぶことができた」などの声が寄せられました。
王子の森・自然学校は、未来を担う子どもたちに環境保全に対する姿勢や思いをつなぐ、貴重な機会となっています。

参加した子供たちと講師(王子ホールディングス社員)
参加した子供たちと講師
(王子ホールディングス社員)
間伐材を活用したキーホルダー
間伐材を活用したキーホルダー
紙すきセットで作った手すきはがき
紙すきセットで作った手すきはがき

募集要項等、詳細については下記のサイトをご覧ください。

「森林絵本コンテスト」「環境授業」

環境授業

王子ホールディングスは2015年から日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(NACS)※1と2020年から消費生活総合サポートセンター(Cサポ)※2と協働で、小学生を対象に環境授業を実施しています。
環境授業では、王子グループの事業活動を通じた持続可能な開発目標(SDGs)への貢献、持続可能な消費を続けるために大切なことを子供たちに伝えています。
小学生が自分でできる「エコアクション」について考え、具体的に行動していけるよう、これらの活動を継続しています。

環境授業の様子
環境授業の様子

地域に根差した活動(セニブラの社会貢献活動 他)

地域に根ざした活動

今日では海外で王子グループが保有・管理する森林面積は415千haにのぼります。植林事業をこれまで継続するには、事業の経済性だけではなく、地域の環境や社会との持続的な共生関係が重要になります。このため、植林事業会社では地域の特性にあわせた様々な環境や社会支援活動を実施しております。
例えば、絶滅危惧種や貴重種の生物多様性保全活動、医療や教育等の公的サービスへのアクセスが困難な地域における健康診断や診療所の開放、緊急時の搬送支援といった医療活動支援や保育園や学校への施設補修等の教育支援を行っています。

園周りに柵を設置したベトナムの保育園
園周りに柵を設置したベトナムの保育園
僻地への医師団派遣
僻地への医師団派遣
洪水により流された橋を再建設
洪水により流された橋を再建設

CENIBRAの社会貢献活動

ブラジルにあるCENIBRAでは、原木・チップの調達・加工・販売、パルプの製造・販売を行っています。CENIBRAは、農地に適した保有地の貸与による農業従事者の所得向上支援、地域の養蜂家とのパートナーシップ締結、医師不在地域へ医師、教師、床屋などを派遣し、地域の人々に健康診断、社会教育、散髪などの機会提供といった様々な活動を通じて、地域社会に貢献しています。

セニブラの保有地内で養蜂活動を行う養蜂家
セニブラの保有地内で養蜂活動を行う養蜂家
地域コミュニティの健康の促進に取り組む看護師
地域コミュニティの健康の促進に取り組む看護師