事業を継続し持続的な成長をしていくため、気候変動に伴うリスクと機会を把握し、戦略を立て管理していくことが重要と認識し、TCFD※の提言に基づいた開示に努めています。
コーポレートガバナンス本部および担当会社は、王子グループの事業活動に対する不確実性や経済損失をもたらす可能性(リスク)と機会を統括管理します。各事業部門が調査したリスク・機会は、気候変動、パンデミック、法規制などに区分・整理され、中長期的に経営や事業活動に与える影響の評価・対応策の検討をもとに、各事業部門が事業活動の改善に活用します。
製紙業界のリーディングカンパニーとして、現事業の環境負荷の低減、自然災害発生時に貢献する段ボールベッド等の製品および新素材開発・新事業により、気候変動の緩和や適応への貢献を行っていきます。特に、森林資源を日本で最も多く保有する企業として、CO2の吸収および木質成分を由来とした地球環境に優しい新素材の開発、製紙技術を応用した水処理事業やバイオマス発電事業にも力を入れていきます。