2020年10⽉1⽇に改訂を⾏った王⼦グループ企業⾏動憲章・⾏動規範をグループ全役職員に周知徹底するために、各役職員(パート、アルバイト、派遣社員含む)が常に携帯できる⼩冊⼦を配布するとともに、コンプライアンス部が基本的な考え⽅、各条⽂の説明、チェックポイントについてまとめた解説・教育資料を作成し、国内の王⼦グループ各事業所の全職場のコンプライアンス会議にてこれを利⽤して教育を⾏っています。
また、海外事業所についても、企業⾏動憲章・⾏動規範を各国語に翻訳して全役職員に周知するとともに、教育資料の翻訳を12カ国からスタートし、必要に応じ順次追加しています。翻訳版はコンプライアンス部が国内、海外向けに定期的に発行する「コンプラニュース」にて配布し、グループ各社の各職場でのコンプライアンス会議で活用するなど、企業⾏動憲章・⾏動規範の周知ならびに⾏動規範の実践に努めています。
王⼦グループでは、王⼦ホールディングスコンプライアンス部主催の研修およびニュースの定期配信等の情報発信と、各グループ会社のコンプライアンス推進リーダーが核となって⾏う、各職場の全役職員(パート、アルバイト、派遣社員含む)が参加するコンプライアンス会議の定期的な開催や各グループ会社主催のハラスメント等の研修を⾏っており、相互に連携して企業倫理・コンプライアンス意識を⾼めることに努めております。
定期的なコンプライアンス会議を通じて、王⼦グループ企業⾏動憲章・⾏動規範の理解を深め、職場でのコンプライアンス上の問題点の洗い出しや対応策を従業員が自ら考えて、ディスカッションすることで、企業倫理・コンプライアンスへの意識を高めていきます。
コンプライアンス会議の内容は、コンプライアンス部に報告され、有効な取り組みは⽔平展開されております。
なお、国内グループ会社における、役職員のコンプライアンス会議参加率は2023年下期で98.8%でした。
また、コーポレートガバナンスコードに関する基本方針に基づいて、王子グループ各社新任役員(執行役員含む)に対し、経営幹部研修を実施しており、2024年についても4月に実施いたしました。その際、既に就任している役員に対しても、本研修の内容を、知識の確認のため、動画にてポータルサイトを利用し一定期間視聴可能としました。
内部監査部による監査を定期的に実施し、問題点が摘出された場合は個別に解決のための対策を講ずるなど、コンプライアンスの定着のためのきめ細かな対応を行なっています。また、2年に1回、国内で王子グループ全役員・従業員を対象に意識調査アンケートを実施し、各職場における状況をモニタリングしています。