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Environment 環境

環 境

環境

基本方針

産業全体を通した資源循環

森のリサイクル

王子グループの大きな特徴の一つが、広大な森林面積を保有していることです。その面積は、国内海外に生産林44万ha、環境保全13万ha、計57万haと東京都の面積の約2.5倍に及びます。森林は大気中のCO2を吸収して光合成を行い、炭素として幹や枝などに蓄え固定します。国内外44万haの生産林の年間成長量にともなうCO2吸収量は約1,200万トンであり、吸収量に相当する伐採木は木材製品としてグループ内外で販売・自家使用しています。現存する国内外の森林は、2020年3月末時点で1億2,000万トンのCO2を固定しています。
また、王子グループは、「木を使うものは木を植える義務がある」という考えのもと、植林を行い育った木を伐採して活用する「森のリサイクル」を実践する「持続可能な森林経営」に古くから取り組んでいます。この取り組みにより、健全で成長の盛んな森林が維持されるとともに、産業利用のみならず、二酸化炭素の固定や治山・治水といった機能も発揮されます。

水のリサイクル

紙パルプ事業では、製造工程で多くの水を使用します。そのため、水を無駄なく、品質に応じた水のリユース(カスケード利用:多段階利用)や水のリサイクルに取り組み、2019年度の水のリサイクル率は93%となりました。また、リサイクル後の水は、法規制値と比較して厳しい自主管理値を運用して浄化処理を行っています。排水中のCOD(化学的酸素要求量)については、当社グループにおける2019年度のCOD排出量は規制値並みに管理した場合のCOD排出量と比べて、半分程度でした。

紙のリサイクル

王子グループは、古紙利用率65%達成に向けて紙のリサイクルに継続して取り組み、さらなる利用率アップを目指し、機密書類や難処理古紙の利用拡大や、品質向上のため業界と連携強化していきます。

サステナビリティ戦略

環境・社会との共生を目指して

王子グループ環境憲章の基本理念「王子グループは、広く地球的視点に立って環境と調和した企業活動を展開し、真に豊かで持続可能な社会の実現に貢献する。そのためいっそうの環境改善に取り組むとともに、森のリサイクル、紙のリサイクル、地球温暖化対策などを積極的に推進する」に基づき、2020年に向けた「環境行動目標」である「環境負荷ゼロに向け、限りなく挑戦」「責任ある原材料調達」「持続可能な森林経営」に対してグループ全体で、さまざまな活動を展開しています。
「環境負荷ゼロに向け、限りなく挑戦」では、全役職員の意識改革をさらにすすめ、技術力・操業力・企画力を結集し、環境事故や製造物責任の事故発生ゼロ、また、製品製造プロセスで発生する排水、排気、廃棄物等の環境負荷物質のさらなる削減に取り組んでいます。
「責任ある原材料調達」では、「王子グループ企業行動憲章」「王子グループ環境憲章」の理念に基づいた「王子グループ・パートナーシップ調達方針」ならびに「木材原料の調達指針」に従い、原材料の安全性や合法性を確認し、環境・社会に配慮した原材料調達に取り組んでいます。
「持続可能な森林経営」では、森林機能の保全と森林資源の持続的な活用を図るため、持続可能な森林経営を支えるものとして、森林認証制度の取得を推進するとともに森林認証製品など環境配慮型製品の拡充に取り組んでいます。国内外で管理・所有する森林にて森林認証の100%取得に向け、継続して持続可能な森林経営に取り組むとともに木材加工事業の積極的な推進により、国内林業の復活、森林の再生に貢献してまいります。
王子グループは、2020年9月に「ネット・ゼロ・カーボン」「自然との共生」を柱とした「環境ビジョン2050」を、また、そのマイルストーンとして2030年度を達成年とした「環境行動目標2030」を制定いたしました。

今後も経営を担っている経営者も含め従業員一人ひとりが環境に対する意識を常に持ち続け、地球環境問題に積極的に取組み、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。