Logo

Environment 環境

生物多様性保全 外部団体との協働

生物多様性保全 外部団体との協働

王子グループは、「環境ビジョン2050」および「環境行動目標2030」において生物多様性保全を図ることを目標に掲げ、生態系に配慮した森林経営や希少動植物の保護・育成の推進、生態系維持を目的とした生分解性・バイオマス素材の研究開発推進の方針を策定し、実行しています。
政府、行政、環境、NPO、学術研究者、地域住民らと共同で、絶滅危惧種の保護や育成、生態系の維持・回復等の活動を行っています。

キウイの保護活動

キウイの保護活動(Pan Pac/ニュージーランド)

グループ会社のPan Pacは、希少動物「キウイ」の保護活動をニュージーランド環境省や市民ボランティア等と共同で行っています。本活動は、キウイ幼鳥を保護するため約40haの保護区を設け、周辺地域から幼鳥や卵を捕獲し、孵化した幼鳥や捕獲した幼鳥を保護区で育成し、野生に戻すものです。
2019年6月にはキウイ保護団体「Kiwis for Kiwi」が主催する全国キウイ会議においてコーポレート・オブ・ザ・イヤー賞を受賞しました。

キウイの保護活動(Pan Pac/ニュージーランド)

生態系の修復活動、ムトゥンの保護育成

Theme thumb img 02

生態系の修復と希少動物の保護(CENIBRA/ブラジル)

王子グループの海外植林地の中で最大規模を誇るのが、ブラジルでユーカリの植林・パルプ事業を行っているCENIBRAです。同社は25万haの社有林を保有・管理し、うち10万haを保護林エリアとして維持しています。保護林エリアはブラジルの森林法に従って生物多様性保全を目的としており、天然林のほか、急斜面や湿地帯などの水源地周辺の森林も伐採せずに残しています。保護林内エリアで崩壊、野火等により、天然林が消失した場合は、自生の樹種を植林して環境の回復(天然林の再生)を図っています。
同社の生物多様性への取り組みを象徴するのが、560haを天然林保護地区(RPPN)として登録している「マセドニア・ファーム」です。ここでは1990年から、絶滅危惧種「ムトゥン(ホウカンチョウの仲間)」等数種を繁殖・飼育して自然に返す活動をNPOと協力して行っています。また、CENIBRAでは学校や地域社会に向けて森林および生物多様性に関する環境教育の実施や、森林内の動物相、植物相、水資源について、定期的に広範なモニタリング調査を行っています。

  • RPPN:Reserva Particular do Patrimônio Natural
生態系の修復と希少動物の保護(CENIBRA/ブラジル)

猿払イトウ保全協議会の設立

猿払イトウ保全活動(北海道猿払サルフツ社有林)

王子ホールディングスは、2009年、北海道猿払村の猿払山林の河川域に生息する絶滅危惧種「イトウ」の保護を目的に、現地NPO、行政、研究者らと共同で「猿払イトウ保全協議会」を設立し、河川域を含む2,600haを保護区域に指定して保護活動に取り組んでいます。

婚姻色のイトウ(オス)
撮影:知来 要

ヤイロチョウの保護協定

Theme thumb img 04

ヤイロチョウの保護活動(高知県木屋ヶ内コヤガウチ社有林)

ヤイロチョウは複数の体色を持つ体長20cmほどの渡り鳥です。環境省のレッドリストでは絶滅危惧種IB類に指定されています。
王子ホールディングスは、2016年8月、公益社団法人生態系トラスト協会のヤイロチョウ保護区に隣接している社有林260haにおいて、同協会と「ヤイロチョウ保護協定」を締結しました。

絶滅危惧種の保護・育成
ヤイロチョウ
提供:公益社団法人生態系トラスト協会