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安全・安心な製品の安定供給

安全・安心な製品の安定供給

製品安全憲章

製品安全憲章

王子グループは、お客さまに安心してお使いいただける品質とサービスを提供することが企業の社会的役割であることを深く認識し、安全な製品をお届けしています。今後とも下記の項目の確実な実施によって、全員参加でお客さまの信頼に応える取り組みをします。

  1. 製品の安全性に関する法令を遵守することはもちろん、自主基準に対しても適切な管理を実施します。
  2. 全社的品質管理体制のたゆまぬ強化を基本に、安全性確認に努めます。
  3. 製品の正しい使用法や安全性に関する情報は、適時・適切に提供します。
  4. 製品事故等の情報については、積極的に収集するとともに、法令に基づき所管官庁等に報告します。また、誠意をもって必要な処置を講じるとともに、原因を究明し再発防止に努めます。
  5. 定期的な内部監査により、管理体制を継続的に見直し、改善に努めます。

1995年1月1日制定

原材料(薬品)の安全性確認とお客様への情報提供

使用する薬品(資材を含む)は選定の段階で安全性を確認して調達することにより、製品の安全性向上に努めています。さらに、お客様への情報提供を行っています。

使用薬品の安全性確認

使用薬品の安全性は、使用前審査制度と情報更新制度に基づき行っています。

使用前審査制度

新たに薬品の使用を検討する際は、法規制、有害性情報、主な業界団体のグリーン調達等を確認する王子グループ独自の調査票を用いて使用前の審査を行い、使用の可否を判断しています。

情報更新制度

国内外の化学物質管理強化に対応するため、調査票を随時改訂するとともに、使用中の薬品を対象とする調査を定期的に行って情報更新し、安全性を確認しています。

法改正や新たな有害性情報への対応

現在製品に使用している原材料に関して、化学物質に関する法規制改正の該当情報や新たな有害性情報が報告された場合、有害性のある化学物質等により安全性の点から使用を継続しないと判断したものについては、代替を検討することとしています。例えば、化審法の監視化学物質に指定され、REACHのSVHCに収載されているD4及びD6ついては、該当する原材料を代替管理の対象とし、変更に取り組んでいます。
(D4及びD6に関する代替管理対象の原材料25件に対して、2023年末で代替済み・使用中止は15件)
また、近年、欧米を中心にPFASを規制する動きが広がっています。PFASのうち、POPs条約により附属書A(廃絶)に追加することが決定され、化審法の第一種特定化学物質に指定されたPFOAについては、原材料中に不純物として含まれているものがありましたが、法施行前に該当する原材料の代替を完了しています。

お客様への情報提供

使用前審査制度と情報更新制度にて確認した様々な薬品の安全性情報に基づいて、お客様からのお問合せに回答しています。
お客様からのお問合せには、「調査報告書」「製品情報シート(AIS)」および「安全データシート(SDS)」などにより、お答えしています。