王子グループでは「安全絶対優先」の基本理念のもと、「死亡・重篤災害ゼロ」に向けた取り組みを通して、労働災害撲滅を目指しています。
グループ全体(連結対象外の会社も含む)における直近の労働災害発生状況※は、以下の通りとなっています。
71件(国内45件、海外26件)の労働災害が発生しましたが、死亡・重篤災害は0件でした。
2022年には、国内で2件、海外で1件の死亡災害が発生しました。休業災害は66件(国内39件、海外27件)でした。
2023年には国内で1件、海外で2件の死亡災害が発生しました。休業災害は65件(国内41件、海外24件)となり、そのうち安全ルール違反により発生した災害が34件と約半数を占めていたため、翌2024年の安全施策として引き続き「安全大原則・安全ルールの完全遵守」を掲げ、労働災害の撲滅に取り組んでいます。
上記の休業災害件数には、国内外の安全レベルを比較するために、海外グループ会社における災害のうち、日本国内における不休災害レベルの傷病の程度と判断したもの(2020年:24件、2021年:17件、2022年:33件、2023年:52件)は含めておりません。
王子グループ国内事業場の労働災害度数率は、2019年以降上昇傾向にありましたが、2023年には減少に転じ、0.80となりました。厚生労働省の労働災害動向調査(事業所規模100人以上)による製造業全体の災害度数率、パルプ・紙・紙加工品製造業の災害度数率と比較しても低い水準となっています。