両立支援(育児)
育児中の従業員が、仕事と両立をしながら活躍できる様々な制度を導入しています。
主な法定以上の両立支援制度※
- 早期育児休職復帰者への保育所補助制度
- 育児短時間勤務(小学校1年生修了まで、1日6時間まで勤務時間が短縮可)
- 男性従業員の育児支援休暇制度(連続5日間取得、目標100%)
- 積立保存年休の時間単位利用(育児・介護)
- 配偶者の海外転勤に帯同する場合の休職制度
- 出産・育児・介護等による退職者リターン制度
- 配偶者の出産休暇制度(3日以内)
- ※王子ホールディングス・王子イメージングメディア・王子グリーンリソース・王子製紙・王子マネジメントオフィスの場合
育児休職前後の支援
面談やセミナーを通してコミュニケーションをとりながら、復帰後も活躍できるようにサポートしています。復帰前後に上司と面談し、育児と仕事の両立や将来のキャリアを考える場を持っています。仕事と育児の両立セミナーは、男女ともに対象としており、育児とキャリアの両立について考える良い機会となっております。
情報提供
「仕事と育児の両立ハンドブック」やポータルサイトにて会社の制度を始めとする様々な情報提供を行っています。
男性の育児休業取得率は92.5%
王子グループでは、従業員数301名以上の国内連結会社16社を対象に、男性育児休業取得率100%を目標に掲げ、男性の育児への参加を積極的に推進しています。
2023年度では、3交替の製造現場もあわせて92.5%となっております。
男性が積極的に育児参加することは、家族との絆を深めるだけでなく、仕事の面でも新たな視点が加わったり、効率よく働くことで生産性の向上につながるなどの効果が期待されます。
私たちが特に力を入れているのが、当社独自の制度である「男性の育児関連休暇(連続5日以上)」の取得促進で、「取得率100%」を目標としています。お子さんの誕生に合わせた職場への周知、全社でのポスター掲示、ポータルサイトで取得体験談の紹介等を継続的に実施した結果、取得率が向上しただけでなく、男性の育休取得が当たり前という意識が各職場で醸成されてきたことも大きな変化です。
誰もが働きやすい職場環境を整えていくためには、職場の上司・同僚が多様な価値観やライフスタイルを受容することも大切です。本取り組みを通じて、よりよい働き方や職場風土の醸成を目指していきます。
育児関連休暇を取得した男性社員&上司 インタビュー①
- ①子育て休暇を取得して、どのように感じましたか
- 人生で最も家族と生活した1年間でした。日々成長していく子どもの様子をつぶさに見られる貴重な機会で本当に取得できて良かったと心から思います。育休中の家事のスキルアップと体制づくりで何とか毎日の慌ただしさを乗り切れています。
- ②日々の家事・育児で大切にしていることは何ですか
- 夫婦それぞれの繁忙期や子供の成長によって3か月から6か月ごとに家事の分担を調整しています。また、便利家電を積極的に取り入れ家事を減らしたり、子供ができることを増やし親がやることを減らしたりするように工夫しています。
- ③両立のために、どのような働き方の工夫をしていますか
- 出張や残業等どの程度できるかについて、家庭の状況とともに上司にこまめに伝えています。
基本的には残業はできないものとしてスケジュールを組んでいます。
夫婦ともどうしても休めないときに備え、ファミリーサポートや病児保育に登録しています。
- ①ご本人が休暇を取得するにあたり、職場内で準備・工夫されたことはありますか。
- 長期間の休業取得を予定していたため担当しているお客様の本部内引継ぎ、グループ各社の営業の方に担当者変更のお知らせ、お客様へのご挨拶など業務が滞らないように事前の準備をしました。
休業取得までの数ヶ月は、取得までに終了できる短期テーマを担当してもらうことで 業務調整を行っておりました。
- ②お子さんが産まれた後に、ご本人や職場全体の働き方に変化はありましたか。
- 休業取得後は、奥様との家事・育児の分担から定時帰宅が主になりましたが、就業時間内で生産性を高めるために業務スケジュールの精度を上げる努力、周囲への気配り、周囲からの配慮もあり、スムーズに復帰できたと思います。
また、本人の姿勢は職場に良い影響を与えてくれました。
育児関連休暇を取得した男性社員&上司 インタビュー②
育休取得者
コーポレートマネジメントグループ
Kさん
- ①子育て休暇を取得して、どのように感じましたか
- 我が家に家族が増えたことを実感し、妻と一緒に育児ができることが非常に嬉しいと感じました。
一方で、私が会社に行っている間は一人で子供の面倒を見なければいけない妻が本当に大変だと感じました。
- ②日々の家事・育児で大切にしていることは何ですか
- 家事・育児で自分ができることを日々増やしていくことです。
自分が家にいる時は、妻が身体を休めることができるようにたくさん子供と遊ぶようにしています。
常日頃から妻に対して、感謝の言葉を口にするように心がけています。
- ③両立のために、どのような働き方の工夫をしていますか
- 子供の生活リズムに合わせて、ライフスタイルが「朝早起き、夜早寝」に変わったので、出社の時間を早めて、退社の時間を極力早くできるように心がけています。
- ①ご本人が休暇を取得するにあたり、職場内で準備・工夫されたことはありますか。
- 本人より職場に、休暇期間等について、早めに相談がありましたので、業務フォロー体制も、早めに検討でき、休暇中も支障なく業務に対応できました。
育児をしている方が職場に多いこともあり、育児をされていない方も含めて、もともと育児と仕事の両立支援への理解があったことも、うまく対応できた理由の一つだと思います。
- ②お子さんが産まれた後に、ご本人や職場全体の働き方に変化はありましたか。
- 本人は、お子さんが生まれたことで、さらに活き活きと業務に取り組んでいます。また、フレックスなどをうまく活用して、お子さんの定期検診の付き添いなど、育児と仕事を両立させていると思います。
本人だけが担当していた業務は、職場のメンバーでチームとして対応できるように見直しました。
さらに職場全体で、育児と仕事を両立できる体制が整ったと思います。
両立支援(介護)
介護中の従業員が、仕事と両立をしながら活躍できる様々な制度を導入しています。
主な両立支援制度※
- 介護休職(期間1年、最大12回まで分割利用可)
- 介護短時間勤務(3年の間に2回以上、1日6時間以上で勤務時間が短縮可)
- 積立保存年休の時間単位利用(育児・介護)
- 出産・育児・介護等による退職者リターン制度
- 高齢者見守りサービスの優待案内
- ※王子ホールディングス・王子イメージングメディア・王子グリーンリソース・王子製紙・王子マネジメントオフィスの場合
情報提供
従業員の家族介護に関する疑問や不安を解消し、仕事と介護を両立するための情報提供を行っています。
取り組み内容
- 仕事と介護の両立ハンドブック
- 従業員向け介護セミナー
企業主導型保育施設
従業員の育児と仕事の両立支援、女性の活躍推進、企業の社会的責任から待機児童対策に寄与することを目的に、東京都江戸川区のグループ社宅隣接地にて保育園「ネピア ソダテラス」を運営しています。
「ソダテラス」という名称は「育て(大切に、すこやかに)」「照らす(未来を明るく)」「テラス(園庭で安心して遊べる)」の3つの意味をこめており、子どもを明るく、安心して、育てるという王子グループの保育所をイメージしています。また、本施設は、内閣府の子育て支援制度に基づく運営を行い、地域住民の方々にもご利用いただいております。
ネピア ソダテラスの概要