1995年10月、(財)日本グラウンドワーク協会の設立に伴い、当社は企業第一号として加盟しました。グラウンドワークとは、企業と住民、自治体の三者が連携し、地域環境の改善をはじめ、様々な社会的課題の解決に貢献する活動です。
王子グループの各工場では、以前から「地域の住民、行政との良好な関係を保つ」ことを工場運営の大きな柱とし、地域の各種行事やボランティア活動などへ積極的に参加していましたが、このグラウンドワーク協会への加盟を契機に、「グラウンドワーク活動の推進」が全社方針として決定され、今日では様々な活動が展開されています。
上記、それぞれの地域の特性に準じた活動を展開しています。
毎年12月、王子製紙苫小牧工場の従業員が市内の福祉施設で年末の大掃除、除雪などの作業を行っています。2000年より始まった活動で恒例行事になりました。
王子マテリア呉工場は瀬戸内の臨海工場で、原料の受入や製品の出荷など日頃より海の恩恵を受けて操業しています。海への感謝の意味で、毎年7月の海の日には地元漁協が主催する海の清掃活動に参加し共同で作業しています。
流木やゴミの収集、分別、切断作業などを行い、港湾の美化に努めています。
王子製紙春日井工場は、市民・行政・企業のパートナーシップ活動を目指し、地域の町内会や市民団体、行政と連携をとり、工場近辺の川の清掃を春と秋に行っています。
日英同盟締結100周年を記念して日英グリーン同盟が結成されました。これを記念して両国の心を繋ぐ掛け橋として全国に約200本のオークが英国から贈られました。
当社は、このうちの1本の記念植樹を依頼され、2002年12月にグラウンドワーク協会と富岡工場連携のもと、英国総領事、阿南市関係者とボランティアの皆さんの協力で阿南市の公園に植樹しました。この木は巨木に成長する種で、いつまでもこの公園のシンボルとして親しまれることでしょう。
この他、米子工場、福岡営業所支社でも各地元で行われた日英同盟のオーク植樹行事に協賛しました。