Environment 環境

環境コンプライアンスの推進

環境コンプライアンスの推進

環境事故ゼロに向けた取り組み

王子ホールディングスサステナビリティ推進部に属する環境管理室(OHD環境管理室)は、グループ環境管理規程で定められた環境監査を統括管理し、グループ全体の環境リスクの抽出・低減に取組み、環境事故の未然防止、再発防止を図っています。

環境マネジメントシステム(EMS)

事業場・事業会社が自ら環境リスクを低減するため、EMSの導入を進めています。ISO140001をはじめとする第三者認証の他、王子グループ独自のEMS「O-EMS」も活用しています。

環境リスク低減の取り組み

事業場は、潜在的な環境リスクを抽出するために環境ハザードマップを作成しています。グループ内で発生した環境事故等は概要・原因・対策を水平展開し、同様なリスクの抽出漏れを確認することで、環境リスクを低減しています。

社内向け環境ニュース

社員へ環境教育・啓発を実施するために、全社員を対象とした環境ニュースを月1回発行しています。
環境事故ゼロに向けた取り組みや王子グループの環境方針の説明などを通じて社員の意識向上に努めています。

環境監査

事業場の環境リスクを様々な視点から評価し、環境法令遵守および環境リスク低減の取組みを確認するため、国内外すべての生産事業場を対象とする環境監査を毎年度実施しています。

環境監査では、

  1. 事業場がチェックシートを用いて、自ら環境管理上の問題点を調査・是正する一次監査を行います。
  2. 事業場を所管する会社(または第三者機関*1)が、一次監査の結果を検証する二次監査を行います。事業場を訪問して現場確認を主体とする現地監査と、書類のみを確認する書面監査があり、事業場の環境リスクの大きさと管理状況に応じて選定しています。
  3. 各カンパニーが、一次・二次監査の結果を検証する三次監査を行い、その結果をOHD環境管理室で妥当性の判断をします。
  • *1海外においては国・地域ごとに異なる法令を把握し遵守する必要があるため、世界各国の様々な法令に精通したグローバルな第三者機関の現地スタッフを活用しています。

環境監査により明らかになった問題点は事業場が速やかに是正し、所管会社・カンパニーおよびOHD環境管理室が是正内容を確認しています。2022年度はコロナ感染症の影響は縮小しましたが、国内外の一部の事業場で引き続きリモート監査を導入しました(リモート監査は現地監査へ含む)

対象事業所数   2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
一次監査(事業場内部監査) 国内 214 213 210 215 217
海外 58 58 60 61 65
二次監査(現地監査件数)
※残りは書面監査を実施
国内 132 146 78 151 129
海外 47 47 5 26 46
環境事故*2件数
*2 規制値超過
国内 3 2 0 2 2
海外 1 0 0 1 3

環境監査の現場確認

王子マテリア(株)岐阜工場
王子マテリア(株)岐阜工場
Ojitex (Vietnam) Co.,Ltd.
Ojitex (Vietnam) Co.,Ltd.