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Environment 環境

持続可能な森林経営によるCO₂の吸収・固定

持続可能な森林経営によるCO₂の吸収・固定

目標

日本政府が目指す長期目標「2050年にGHG排出量を80%削減」に貢献するため、植林地の拡大や社有林の保全等、持続可能な森林経営を進め、二酸化炭素の吸収・固定を促進する。

国内外の社有林や植林地の状況

王子グループは、海外に25万haの植林地と国内に19万haの社有林、合計44万ha(東京都の約2倍に相当)の生産林を維持・管理しています。森林資源は、製紙業の基盤といっても過言ではありません。製紙原料やバイオマス発電燃料向けへの安定供給を大きな柱にしつつ、将来的には、開発中のセルロースナノファイバー(CNF)やバイオマスプラスチック等、木質成分由来の新素材に対しての安定供給も見据えています。なお、持続可能な森林経営を実践するため、年間約110億円かけて継続的な森林管理を行っています。

  • 生産林:環境保全に配慮しつつ、木材生産を主目的とした森林。

CO2の吸収・固定の状況

森林は大気中のCO2を吸収して光合成を行い、炭素として幹や枝等に蓄え固定します。国内外44万haの森林の年間成長量にともなうCO2吸収量は約1,200万トンであり、吸収量に相当する伐採木は木材製品としてグループ内外で販売・自家使用しています。現存する国内外の森林は、累計で1億2,100万トンのCO2を固定しており、2030年の目標対比71%を達成しました。

生産林CO2固定量
ニュージーランド Pan Pac植林地
ニュージーランド Pan Pac植林地
北海道 留辺蕊(るべしべ)山林
北海道 留辺蕊(るべしべ)山林

グループ内カーボンオフセットによるGHG削減率

王子ホールディングスの2013~2019年度GHG排出量・平均(SCOPE1+SCOPE2)は7,650千t-CO2、他方で森林によるCO2純吸収量*・平均は1,122千t-CO2です。グループ内でカーボンオフセットを行った場合、NetのGHG排出量・平均は6,642千t-CO2となり、グループ内カーボンオフセットによる削減率・平均は9.0%と試算しています。

  • *CO2純吸収量(CO2トン/年)= 当年度末CO2固定量トン ‐ 前年度末CO2固定量トン。
    CO2固定量(CO2)=当年度末残存蓄積量m3 × バイオマス拡大係数1.7 × 容積重0.5トン/m3 × 炭素率0.5 ×CO2換算係数44/12。なお、CO2固定量は、「伐採=CO2排出」とみなし、伐採に伴うCO2排出量を織り込んでいます。
こちらの表は横にスクロールしてご覧いただけます。
  GHG排出量
SCOPE1+SCOPE2
(千t-CO2e)
森林によるCO2純吸収量
(千t-CO2e)
NET GHG排出量
(千t-CO2e)
グループ内カーボン
オフセットによる削減率
FY2019 7,650 713 6,937 -4.9%
FY2018 7,836 1,533 6,303 -13.6%
FY2017 7,944 1,920 6,024 -17.4%
FY2016 7,892 641 7,251 -0.6%
FY2015 7,817 467 7,350 0.7%
FY2014 7,912 114 7,798 6.9%
FY2013 * 7,297 2,468 4,829 -33.8%
平均 7,764 1,122 6,642 -9.0%
  • *ベースライン
  • 「3. 温室効果ガス(GHG)」、「20. 王子グループ生産林約44万haのCO2吸収・固定量の推移」を参照