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GHG排出量削減の取り組み

GHG排出量削減の取り組み

気候変動問題が深刻になる中、GHG排出量の削減は喫緊の課題と認識し、省エネルギーと非化石燃料(再生可能燃料、廃棄物燃料)の活用によるGHG排出量の削減に取り組んでいます。

非化石燃料の活用

再生可能燃料※1である黒液※2、廃材、樹皮やRPF※3等の廃棄物燃料を活用することにより、化石燃料比率の低減を推進しています。2019年度の再生可能燃料が占める比は55.9%となりました。さらに、再生可能燃料に廃棄物燃料を加えた非化石燃料が占める割合は68.1%となりました。

燃料構成比率推移

再生可能燃料を活用したエネルギー事業では、バイオマス発電ならびに既存設備を更新した水力発電により、2019年度は、942百万kw/年の電力を販売しました。この売電量は、他の電力事業者が排出するGHG排出量433千t-CO2の削減に貢献しています。

バイオマス発電所

消費エネルギーの削減

王子グループは、省エネルギー対策を重要な課題と位置づけ、継続的に取り組んでいます。
省エネルギーは、エネルギーコストの低減だけではなく、環境対策という企業の社会的責任を推進するという意味でも重要なことです。
今後も、徹底した省エネルギー、生産効率の向上にグループ全体で取り組んでまいります。

エネルギー消費量・原単位

GHG排出原単位の削減

生産効率向上、省エネルギー、再生可能燃料・廃棄物燃料の活用により、GHG排出原単位の削減を進めています。2020年度を達成年度としたGHG排出原単位の削減目標を2015年度に設定しています。

GHG排出原単位の削減目標

製品製造に伴うGHG排出原単位[t-CO2e/生産t]を、2020年度に2013年度対比で10%以上削減する。

  • *電力事業、社有車による輸送のGHG排出量を含まず。

実績

製品1tあたりのGHG排出量の削減率は2013年度比-9.6%となり、2020年度目標対比 96%の達成率となりました。
また、Scope1、2※6の実績は次の通りです。

削減目標の進捗

こちらの表は横にスクロールしてご覧いただけます。
  2019年度 2020年度
目標 実績 評価 目標
2013年度対比
GHG排出原単位削減率
9.4% 9.6% 10%
製品製造に伴うGHG排出原単位
GHG排出量

気候変動問題に関する活動

王子グループではカーボンプライシングを用い、GHG排出量の財務的影響を測り、気候動変動問題におけるGHG排出量削減に対する全役職員の意識向上を推進しています。現在、王子ホールディングスの環境経営部は、内部炭素価格として、1t-CO2当たりの価格※7を、5千円、1万円の二通りで検証を行っています。このカーボンプライシングがグループ全体に適用された場合を想定し、日本が目指す2050年80%削減がグループ会社に与える財務的影響度合いを算出し、関係者および関連組織に情報提供を実施しています。また、毎月環境経営部が国内外に発信する環境ニュースにて気候変動問題、GHG排出量削減に関する情報を紹介することにより、グループ内全役職員への気候変動問題への対応の重要性について、浸透を図っています。

  • ※72017年3月17日に開催された中央環境審議会地球環境部会長期低炭素ビジョン小委員会におけるノーベル経済学賞受賞者のジョセフ・スティグリッツ米コロンビア大学教授へのヒアリングより

物流部門における取り組み

2020年4月に、苫小牧~品川航路の専用船3船を最新の省エネ機能を取り入れた新造船へのリプレイスを完了しました。
これにより燃料消費量が改善し、積載車両1台当たり43.9%の省エネ(満船ベースの比較)を達成しています。
陸上輸送を担う王子陸運は、全15事業所でグリーン経営認証を取得しています。
再生タイヤの使用率を高めたり、エコドライブの指導を強化するなど環境負荷低減に従来より取り組んでいます。
今後はさらに、王子グループホワイト物流宣言に基づき、モーダルシフトの推進や配送の効率化など物流面の改善を進めることで、環境負荷の低減を図ってまいります。

物流部門における取り組み

気候関連情報の更なる開示の取り組み

王子グループは、気候関連情報のさらなる開示の取り組みとして、製品製造に伴うGHG排出量のみならず、原材料の製造時、物流等におけるGHG排出量の把握を進めています。

気候関連情報の更なる開示の取り組み